宇都宮市創造都市研究センターは、11月26日(火) 18:30~20:30に、オリオンACぷらざ(宇都宮市オリオン通り)にて、地域活性化研究プロジェクト事業(魅力都市研究グループ:魅力都市研)2024年度第3回研究会議を開催しました。
研究立ち上げの今年度は、有識者からの知識修得を目指した講義を実施し、この調査研究の勉強会による研究活動を遂行しています。このために、今年度の研究目標とした2つの目的に沿って、栃木県内と東京からの著名な方をお招きして、それぞれの研究目標に関して、勉強会を2回ずつ開催していきます。なお、この研修会は、学生研究員と講師とのアクティブラーニング方式で実施しております。
この日は、今年度の「魅力ある都市宇都宮を創るための調査探求」との企画に基づいての調査研究会議の第2回目となります。
今回は、魅力都市研の研究の目的である、宇都宮地域の歴史を学び、文化芸術の足跡と調査研究を行う【宇都宮地域の文化芸術の探求とその醸成:魅力あるまちづくり】の調査研究に関する研修会議となります。
第2回目である今回の勉強会は、講師として、「一般社団法人とちぎ圏央まちづくり協議会」の常務理事兼事務局長である新見徹先生をお招きし、「企業参加による新たなまちづくり ~選ばれる都市とちぎを目指して~」と題してのご講話を頂きました。
お話は、まず、新見先生のご略歴紹介から始まりました。新見先生は、我が国を代表する民間企業の経営幹部としてご活躍され、その後、栃木県で法人組織「一般社団法人とちぎ県央まちづくり協議会」を立ち上げました。その後、幅広く活躍することを目指し、とちぎを中心にしながらも栃木県全域、さらに、北関東での活動を視野に入れた現在の新たな法人組織「とちぎ圏央まちづくり協議会」を立ち上げ、現在のご活躍に至っています。
そのお話の中で、「私のとちぎ」として、まず、企業在籍時に経験した経営理念についてお話しをされ、企業とは、事業の原点、そして、企業は社会の公器であり、共存共栄が原点である、とのお話を頂きました。
次いで、とちぎ圏央まちづくり協議会についての紹介がありました。まず、「選ばれる都市とちぎ」という組織の目標を掲げた都市のグランドデザインについて話され、さらに、国づくり・都市づくり、人づくり、そして、コンセンサス・合意形成の重要性等のキーワードを語られ、その活動計画についても紹介がありました。
その後、新たなまちづくりを目指す協議会の活動の事業内容について紹介がありました。それは、沿線活性化事業、都市魅力度向上事業、交流学びあい事業、圏央ネットワーク構築事業などの数多くの組織目標について、熱くお話を頂きました。
最後に、とちぎや宇都宮についての歴史、グローバルシティに向けたとちぎへ向けて、人財育成の原点、等についても丁寧にお話を頂き、学生研究員との熱心な議論頂きました。ご講和のおわりに、圏央協議会の今後の方向性についてのたくさんのマッチング提案の紹介をもって、ご講和を終えました。
今回も、研究会議では、それぞれが特徴ある宇都宮市内の連携する大学の在籍学生として、講師との活発なディスカッションを通じて、学生研究員同士が真剣に議論し、話し合う様子が見られ、「魅力都市宇都宮を創る」との目標に向けて、効果的な大学連携による今後の着実な研究推進が期待できることが確認できました。
なお、次回からは、本研究会の2つ目の目的である、人材が活躍できる企業創業を目指し、起業に向けた方向性を目標とした調査研究として、起業マインドを醸成する【アントレプレナーシップの調査研究とその醸成:企業の創業】の研究を開始するための研修会議を開いていきます。