宇都宮市創造都市研究センターは、2025年3月5日(水) 17:00~19:00に、オリオンACぷらざ(宇都宮市オリオン通り)にて、地域活性化研究プロジェクト事業(魅力都市研究グループ:魅力都市研) 2024年度第7回研究会議を開催しました。
研究立ち上げの今年度は、有識者からの知識修得を目的とした講義を実施し、この調査研究の勉強会による研究活動を遂行しています。このために、今年度の研究目標とした2つの目的に沿って、栃木県内と東京からの著名な方をお招きして、それぞれの研究目標に関しての勉強会を2回ずつ開催しています。なお、この研修会は、学生研究員と講師とのアクティブラーニング方式で実施しております。
この日は、今年度の「魅力ある都市宇都宮を創るための調査探求」との企画に基づいての調査研究会議の第4回目となります。
今回は、本研究会の2つ目の目的である、人材が活躍できる企業創業を目指し、起業に向けた方向性を目標とした調査研究として、起業マインドを醸成する【アントレプレナーシップの調査研究とその醸成:企業の創業】の研究を開始するための調査研修会議です。
この研修の第2回目となる今回の勉強会は、講師として、株式会社エンターテイン代表取締役CEOの常川朋之氏を講師としてお迎えし、「アントレプレナーシップについて」と題してご講話をいただきました。
常川氏は、まず起業家になるまでのご自身の経歴を紹介された後、ご自身が創業した 株式会社エンターテイン を例に、起業の視点からアントレプレナーシップについてご講話くださいました。さらに、「なぜ今、アントレプレナーシップ(起業家精神)が求められているのか」というテーマについても触れ、歴史を振り返りながら、これからの社会が大きく変化する可能性について言及されました。その中で、「自分の価値を知ること」の重要性を強調され、それが「事業を知ること」、さらには「新たな事業の種を生み出すこと」へとつながることを示唆されました。
また、ご講話の中では、終始学生とのインタラクティブなやり取りを交えながら、アントレプレナーとして成功するためのノウハウについても具体的にご教示いただき、有意義な時間となりました。
今回の研究会議でも、宇都宮市内の連携する各大学に在籍する学生研究員たちが、講師との活発なディスカッションを通じて真剣に議論し、意見を交わす姿が見られました。本研究会の目的である「魅力都市宇都宮を創る」という研究目標に向けて、効果的な大学連携により、今後も着実な研究推進が期待できることが改めて確認されました。
次回は、2025年3月18日(火)に、「23年度地域活性化研究プロジェクト班会議」の中で、第8回研究会議を開催します。この研究会議では、魅力都市研究会議の24年度の活動としての研究結果を発表し、討論する予定です。なお、この「地域活性化プロジェクト班会議」は、本センターが目指す創造都市宇都宮の実現を目標に、学生と本センターの加盟組織とで事業の企画・運営を行うものです。