宇都宮市創造都市研究センターは、3月18日(火)14:00~16:00に宇都宮共和大学 宇都宮シティキャンパスにて、「24年度地域活性化研究プロジェクト班会議:第8回魅力都市研究会議」を開催しました。この会議は、本センターが目指す創造都市宇都宮の実現を目標に、学生と本センターの加盟組織とで事業の企画・運営を行うものです。
なお、本会議の中で、第8回魅力都市研究会議として、24年度の全体の研究活動報告を行いました。
この日の会議では、本センターの加盟組織である行政・団体・企業等の有識者の方々にご出席いただき、5大学連携の学生ゼミ:「魅力都市宇都宮を創る研究グループ:魅力都市研究グループ」に参加している宇都宮共和大学、作新学院大学、文星芸術大学の学生研究員から、2024年8月よりこれまでに進めてきた研究活動報告がありました。
本会議は、研究プロジェクト班の班長である田部井信芳 運営委員会委員(共和大)の司会により、本センターの長島重夫事務局長(文星大)の開会に伴う挨拶から始まりました、そのあと、「24年度地域活性化研究プロジェクト班会議:第8回魅力都市研究会議」の会議報告に移りました。
まず、基調講演として、宇都宮市魅力創造部 観光MICE振興課
大谷推進室の福田朋美氏、高橋雅人氏から、「宇都宮の魅力づくり:宇都宮市役所大谷振興室の取組」と題してのご講話を頂きました。まず、担当している部署の紹介をしていただき、そのあとで、魅力都市宇都宮に向けて、大谷地区の開発推進について熱く語っていただきました。次いで、7か月にわたる魅力都市研究グループの研修研究結果について、学生研究員からその内容が報告されました。最初は、茂木元気
学生研究員(作新大:プロジェクト学生リーダー)が、本プロジェクト研究の目的、参加してきた学生研究員のメンバーの紹介がありました。続けて、24年度からの研究推進に必要となる知見修得を目的にお招きした4人の専門有識者から頂いたご講話の学修内容について、その概要を報告しました。次に、本研究会で遂行してきた2つの研究テーマについて、学生研究員から、その研修内容と修得した知見内容について詳細な研修内容の報告発表がありました。
1つは、【宇都宮地域の文化芸術の探求とその醸成】についての報告であり、学生研究員の廣田美姫君(共和大:プロジェクトテーマリーダー)、青木流唯君(共和大)が発表しました。2つ目は【アントレプレナーシップの調査研究とその醸成;企業の創業】についての報告であり、学生研究員の堀江大樹君(作新大:プロジェクトテーマリーダー)が発表しました。
学生からの真剣な研究活動報告に対し、発表会にご参加頂いた多数の有識者の方々から、ご意見、改善案、また地域として取り組むべきこと、さらに、研究に向けて積極的に取り組んで欲しい、など様々な観点から貴重なご教示を頂きました。あらためて感謝する次第です。
半年にわたって進めてきたこの魅力都市研究グループは、この会議をもって24年度の主な目的とした研修による知見修得と研究方向の探索検討を終わり、一つの区切りとなります。来年度の25年度は、いよいよこれらの2つの研究テーマに沿って、さらに深く研究を進めていきます。私たち研究グループは、研究目標である、地方都市宇都宮をさらに魅力ある都市として創造していく、そして、そのための研究活動を推進し、さらに活発な活動を実践しながらプロジェクト研究を進推進していきます。
なお、このプロジェクトに参加する5大学の学生研究員は、各大学より推薦された学生たちにより組織化され、引き続き、これらの新たな研究テーマに向けて創造都市宇都宮の実現を目指して、研究を行って参ります。
今後、今回の活動を経験した学生たちには、魅力ある宇都宮地域の実現に向けて、また、地方都市宇都宮の創造都市実現を目指して、25年度に向けて更なる活躍が期待されるところです。